防草シートの敷き方
防草シートの性能だけではなく、防草シートの工事内容により防草の効果が大きく変わります。
現場により違いはございますが、可能な限り基本ルールに準じて工事を進められる事をお勧めいたします。
施工前の現場
現場に応じた防草シート、高性能な防草シートを用意しても、施工方法に不備があると瞬く間に雑草が生えてきてしまいます。
雑草を抑えるには防草シート選びも大切ですが、施工方法も同じくらい大切なことです。
では正しい防草シートの敷き方とはどういった手順なのか、写真付きで分かりやすく解説致します。
施工フロー
①草刈り・整地 |
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施工前に草刈りや整地、接着部分の清掃を行って、最大限に防草効果を発揮できるようにします。 |
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②シートの重ね部分の処理 |
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しっかり処理を行うことによって雑草のはみ出しを防止します。シートの端部や立ち上げ箇所、シートの重ね部分は10㎝以上取ります。 |
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③アンカーピンの打設 |
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決まったルールでシート固定用アンカーピンを打設します。1㎡あたり4本が目安です。 |
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★アンカーピンの選び方防草シートをしっかり固定するために必要です。 |
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L型アンカーピン
地面の硬い現場に |
U 型 ピ ン
柔らかい地盤に |
U型ピン先端返し
埋設物破損防止に |
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④粘着テープの貼り付け |
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アンカーピンの打設部分には粘着テープを貼り付けます。
粘着テープ 切込み入り
(固定ピン専用パッチ) ピン穴のほんのわずかな隙間からも雑草は生えてきます。 |
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⑤構造物や端部の処理 |
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構造物や端部は接着剤で接着を行います。
アタッチ
防草シートシーリング材
ウレタッチ
防草シート接着剤 |
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⑥構造物や木などがある場合 |
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構造物や木などがある場合、シートに切り込みを入れます。
粘着・接着テープ
素材別2種類のラインナップ 防草シートの切り込みや重ね部分に使用することで、これらの場所から生えてくる雑草を防ぎます。 |
施工後の現場
これで作業完了です。
現場によって追加で必要な作業が発生するケースもありますが、通常の現場であれば上記の施工フローで問題ありません。
雑草はわずかな隙間からでも生えてきてしまうので、上記の作業を怠るとその隙間から雑草がどんどん生えてきます。
防草シートの効果を最大限発揮するためにも、上記施工フローをぜひご参考ください。